妄想は病気なのか?統合失調症の妄想を治した私の方法

こんにちは、はなです。

統合失調症でおそらく発達障害もある専業主婦です。

去年仕事を辞めてからつつがなく日々をおくっております。

 

私は2009年に出産したとき統合失調症になりました。

主な症状は妄想(被害妄想・関係妄想)です。

軽い妄想は統合失調症になる前からあり、笑い声が聞こえると、自分に言われているような気がしました。

発達障害の症状にも妄想はあるので、それが原因かもしれません。

 

私にとって妄想は思考の一部で切っても切れない仲でしたが、今年の9月にほぼ寛解し、ここ1~2週間でさらに減ってきています。

今回はその理由について考えてみました。

 

統合失調症の妄想の種類

一般的に言われている統合失調症の妄想を書いてみます。

 

被害妄想(ひがいもうそう)

他者から攻撃・軽蔑・悪意を受けているという妄想。

  • 周りが自分の悪口を言っている
  • インターネットで自分の悪口を流されている

 

関係妄想(かんけいもうそう)

すべてのことが自分と関係のあるものと考える。

  • 前の人が咳をしたのは自分のことが嫌だから
  • ニュースで自分のことについて言われている

 

注察妄想(ちゅうさつもうそう)

常に誰かに見張られていると思い込む。

  • 近隣住民が常に自分を見張っている
  • 盗聴器で盗聴されている
  • 思考盗聴されている
  • 監視カメラで監視されている

 

誇大妄想(こだいもうそう)

自分は特別に高貴で、偉大な存在だと考える。

  • 実は私は天皇の子である
  • すごい発明をしたから狙われている

 

心気妄想(しんきもうそう)

自分は病気であると思い込む。

  • 胸が痛いのは肺がんにかかっているからだ

 

恋愛妄想(れんあいもうそう)

自分はある人から愛されていると根拠なく考える。

  • 芸能人と婚約した

 

他にもたくさん妄想の種類があります。

気になる方はWikipedia「統合失調症」を見てみて下さい。

 

私の妄想の症状

私の場合は被害妄想関係妄想が主で、症状は時期によって変わりました。

 

統合失調症になった当初(2009年~)

さきほども書いたように、2009年に出産してから統合失調症になりました。

最初におかしいなと思ったのは、自宅で育児をしている合間に外へ出たときですね。

車が自分に向かってぶつかるように走ってくるという被害妄想が、病気を疑うきっかけでした。

でもまさか自分が統合失調症になっているとは思わず、すぐには精神科に行きませんでした。

 

精神薬をのみはじめたころ(2015年~)

仕事に復帰すると統合失調症がひどくなり、ストレスで悪夢をみるようになったので、ついに精神科にかけ込みました。

精神薬をのみはじめましたが被害妄想は悪化して

  • 人の視線が悪意に思える
  • パソコンのキーボードの音が攻撃してくるような気がする

ようになりました。

 

関係妄想もでてきて

  • 他の人が話している電話の声が自分に向けられているような気がする
  • ゴミ・虫などのマイナスの言葉が自分を指しているように思える
  • 咳払いが自分に向けられている気がする

ようになりました。

 

子どもが小学生になることをきっかけに仕事を辞めると

  • 家では、テレビで言っていることが自分のことを指しているように思える
  • スーパーでは、向かって歩いてくる人が悪意をもって私を見ているように思える

ことがありました。

 

ほぼ寛解したころ(2017年9月~)

家で療養しながら精神薬を試行錯誤して、2017年5月にジプレキサをはじめると、9月にほぼ寛解しました。

人の視線が悪意に思えるという被害妄想は残りましたが、主治医は完全に症状がとれなくてもいいと言いました。

 

ここ1~2週間はその被害妄想もなくなっています。

例えば

  • 内科に行ったとき、診察室に入ると医師にじっと顔を見らたような気がする
  • 子どもの友達と会ったとき、その子が眉をひそめたような気がする

ことがあっても、思い込みだと思えました。

 

そもそもなぜ妄想がおきたのか

最初にも書いたとおり、統合失調症の妄想がおきる以前に、私には小さいころから被害妄想がありました。

  • ~が私の悪口を言っているような気がする
  • すれちがいざまに笑われている

とよく思いました。

 

小学生~中学生のころにいじめを経験したので、おそらくその時に人間不信になったのでしょう。

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私の性格は内弁慶で外では素直に言いたいことを言えません。

こういったら相手がどう思うかな、とか、自分も同じことを言われたらどうしようと思って、正面からぶつかっていくことができませんでした。

家族以外の人と関わることは私にとって刺激が強すぎて、妄想というバリアを張らなければ人間関係を築けなかったのです。

本当の自分を押し込めるような性格が、妄想を作り出した気がします。

 

妄想をやめることができた理由

ずっと外の世界で心を開かずに生きてきましたが、出産した時なぜか私は子どものお手本となるために、ありのままで生きていかなくてはならないと思いました。

母になった覚悟ができたのかもしれませんね。

私にとってありのままとは、自分のいいところも悪いところも受け入れること、そして人と真正面からぶつかっていくことでした。

 

私は相手のことを邪推しないために、自分の思いをできるだけ伝えて、疑問に思ったら直接相手に聞くようにしました。

小学校の先生やママ友や店員など、苦手な外の人間関係でおそるおそる実行しました。

これを言ったら相手が不快な思いをするかなと思うことはありますが、私は思い込みも激しいので、もしかすると結果は違うかもしれません。

 

嫌われるのも社会経験だと思って、できるだけ言葉にするようにしました。

訓練のかいあって、今では感じたことをそのまま言葉にできるようになっています。

それに伴って私の妄想は減っていきました。

精神薬療養のおかげもありますが、真正面から社会と向き合おうという気持ちが妄想を少なくしたのかもしれません。

 

妄想なんてどこにでもある

これまで病的な妄想について書いてきましたが、誰にでも妄想はあります。

妄想は悪いことが起きないようにする心の防御壁なので、完全に取り去ることはできません。

私が見かけた妄想の例を書いてみようと思います。

 

監獄学園(プリズンスクール)

青年漫画です。

5人の男子学生が女子だらけの全寮制高校に入学することからはじまります。

女子風呂をのぞこうとして裏生徒会につかまり、懲罰棟(プリズン)に入れられるストーリー。

 

裏生徒会の会長が副会長に身体を洗ってもらうシーンでは、副会長が

「横綱というのは付き人に、背中もお尻も洗ってもらえるとか」

と言うと、会長が

「私、そんなに太ったかしら?横綱級?」

と答えました。

これって見方によっては関係妄想ですよね。

相手の言葉を深読みしています。

 

SUITS/スーツ

アメリカのリーガルドラマです。

天才的な頭脳をもつ主人公が、大手法律事務所で働く敏腕弁護士に見込まれ、弁護士の資格をもっていないのに採用されます。

ウソがばれないようにしながら、華麗に問題を解決する姿がカッコいい。

馬の目を射ぬく法曹業界のかけ引きも見ものです。

 

事務所の情報がライバル事務所にリークされた事件がおこったとき、上司は犯人を知らせた者に1万ドルを渡すと言いました。

それを聞いた主人公は

「これは忠誠心をテストするためのでっち上げじゃないか?おどらされちゃダメだよ」

と言います。

 

これは妄想ではないと思いますが、かなり相手の行動の裏をよんでいますね。

私から見ると、出来事すべてに疑心暗鬼にならなければいけないのかと不安になります。

 

昔の宗教

科学がなかった時代は、自然災害や飢饉がおきれば、神の怒りが原因だと思われました。

人の力ではどうすることもできない事態が起きたとき、不安が妄想に変わるんですね。

何かを信じて頼りたいという気持ちは、昔の方が強かったのかもしれません。

真実をしっかりと見つめる勇気が必要だと教えてくれます。

 

まとめ

妄想はだれにでもありますが、ひどくなると治療の対象になります。

私もまだ完全に妄想が治ったわけではありません。

  • うどん店で「普通盛りですか?」と聞かれると、大盛りを食べる人間に見えたのかと思う
  • 美容院でファッション雑誌ではなく「女性自身」や「女性セブン」を置かれると、老けてみえたんだと思う

 

でもあまり気にしないことにします。

神経質なのは性格なので、完全に治ることはないでしょう。

自分の性格と折り合いをつけながら、マイペースに進んでいこうと思います。

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