ルーランをのんでみた結果

ルーラン(lullan)とは・・・

  • 一般名:ペロスピロン(perospirone)
  • リスパダールやロナセン、インヴェガと同じSDA系だが、ドーパミンやセロトニンをブロックする力が弱めの非定型抗精神病薬
  • そのため、幻覚・妄想などの陽性症状を抑える力が弱い(軽度の統合失調症向け)
  • 効果は少ないが副作用(錐体外路症状や高プロラクチン血症)も軽め
  • うつ症状・不安感・認知機能障害の改善が期待できる
  • 薬効が短く、貯蓄性がない 

以上のような特徴をもっています。

 

処方は4mgが4週間と4mg×3が8週間の2パターンで、のんでいた時期が長い4mg×3をもとに効能・副作用を判断しています。

服薬時期は2015年6月~9月。

一般的に言われている効能・副作用にしたがって、のんでみた実感を評価してみます。

 

※ちなみに私の統合失調症の症状は以下の通りです。

  • 陽性症状①……被害妄想(人の視線が悪意に思える・車がぶつかって来るような気がする・音が攻撃してくるような気がする)
  • 陽性症状②……関係妄想(テレビで言っていることが、自分のことを指しているように思える・笑い声が自分に向けられているような気がする・ゴミ、虫などのマイナスの言葉が、自分を指しているように思える)
  • 陽性症状③……思考伝播(自分の考えが相手に伝わっていると感じる)
  • 陰性症状………感情鈍麻(昔好きだったことに興味をもてない)
  • 認知機能障害記憶力の低下(数秒前の考えを忘れる・仕事の手順が覚えられない)
  • その他…………疲労感・不眠(悪夢)・抑うつ・イライラ

現在はジプレキサ1.2mgを継続しており、ほぼ寛解しています。

 

「幻覚・妄想などの陽性症状を抑える力が弱い」

ルーランはドーパミンやセロトニンをブロックする力が弱めなので、幻覚や妄想などの陽性症状を抑える力が弱いと言われています。

私がのんでみて実感したのは、やはりその通りだということですね。

用法どおり毎食後に4mgを1錠ずつ、1日に12mgを服用しましたが、私の症状である被害妄想(人の視線が悪意に思える・走っていう車がぶつかってくるような気がする)にはあまり効果がありませんでした。

効き方がマイルドでのんでいる感覚がありません。

それはいいことでもありますが、効能としても弱かったです。

 

「副作用(錐体外路症状や高プロラクチン血症)が軽め」

効果は少ない分、副作用も軽めという一般的な評価ですが、私にはアカシジアが出ました。

私はアカシジアが出やすいので、出にくいと言われているMARTA系(ジプレキサやセロクエル)以外では全ての抗精神病薬で出ました。

(シクレストもMARTA系ですが、これはアカシジアが出ました)

アカシジアが出やすいDSS系のエビリファイ、同じSDA系のインヴェガやリスパダールほどではありませんでしたが・・・。

ロナセンと同程度でしょうか、軽めですね。

高プロラクチン血症(乳汁分泌・生理不順など)がなかったのは嬉しいですね。

 

「うつ症状・不安感・認知機能障害の改善」

う~ん、これも実感できませんでしたね。

うつ症状に関しては、少し気分がまったりとして穏やかになった程度でしょうか。

それが不安感を和らげたといえばそうかもしれないですけど・・・。

認知機能の改善には効果なかったですね。

まぁ、もともとそんなに強いお薬ではないので、効き目がよくわからないんですよね。

4mg×3以上のむと、アカシジアが出てそれどころではないですし・・・。

これといった効果の分からないお薬ですね。

 

「薬効が短く、貯蓄性がない」

ルーランは服薬後1.5時間ほどで血中濃度が最大となり、半減期(薬の血中濃度が半分に下がるまでの時間)が2~3時間程度と報告されています。

他の抗精神病薬と比べて短いですね。

これはメリットでもあり、デメリットでもあります。

身体にお薬が溜まらないので安全性には優れますが、服薬期間を長くしても血中濃度が上がらないので効果が強まることもありません。

私が今のんでいるジプレキサは、のみ続けて半年ですが、徐々に不安感や被害妄想が改善してきています。

そのような効果はルーランにはないということですね。

軽度の統合失調症向けのお薬ですから、うつ病の人なんかには効果がはっきりと分かるのかもしれませんね。

 

その他の効能・副作用

ルーランは陽性症状を抑える力も弱いですし、陰性症状に対してもあまり効きませんでした。

疲れやだるさには効果がなかったですね。

強いお薬ではないので仕方ないですが・・・。

その割に、言い方が平たんになっていると家族から指摘されました。

抗精神病薬をのむと鎮静がかかるので、頭がぼっとします。

ルーランではそんな自覚はなかったですが、やはり効いていたのですね。

頭を固定したままで身体を振らずに歩く、なんて抗精神病薬をのんでいる人特有の症状も出ていました。

これはルーランに限ったことではないですが、効き目が弱い割にそのような副作用が出たので残念でした。

 

感想

大きな効能もなければ、大きな副作用もない薬でした。

アカシジアが出たので、副作用だけはありましたかね・・・。

リスパダールやジプレキサなどの強めのお薬じゃないので、私には合わなかったのかもしれません。

精神が少し穏やかになるので、うつ病の人なんかにはいいのかもしれませんね。

(ルーランの「適応」は統合失調症ですが、うつ病の人にも補助的に用いられたりすることがあるらしいです)

ルーランに限らないですが、抗精神病薬をのむと動きやしゃべりが硬くなるのが残念です。

 

関連記事:



(ランキングに参加してます)


統合失調症ランキング
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
にほんブログ村



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA