やっと来たかな?
パッカーンが……。
子どもを身籠って以来、なぜか本当の自分にならなきゃと焦燥感に駆られて、仕事も辞めたりしながら突っ走ってきましたが、やっと本当の自分に出会えたような気がしました。
「ありのままの自分を受け入れる」とか、どの自己啓発でも言われますが、やっとその意味が分かったような気がします。
私はたぶん発達障害なのですが、他の発達障害らしき特徴を持った人が嫌いでした。
父や、過去の会社の同僚達などです。
みんな子どもっぽいというか、わがままを言うことに抵抗がない人達で、私はそんなところが許せませんでした。
そして私も家族、主に母と夫にわがままを言っていましたが、そんな自分も許せませんでした。
今から思えば母や夫も、私と同じくらい好き放題していましたが。
そして私はビビりなので、人が怖く、そんな自分も嫌いでした。
今日、子どもを保育園に迎えに行ったとき、広場みたいなところに、パーカーが落ちていたのですが、子どもがそれを拾って先生に届けなきゃと言いました。
でも小学生4人が近くで遊んでいて、私はその小学生のパーカーだと気づいたのですが、子どもはそれに気づかず近寄って触ろうとしてしまいました。
すると小学生たちが、「触るな!」「止めろ!」と口々に叫んできて、子どもは追い払われるような形で私の方に駆け寄ってきました。
私は「早くいくよ」と言って子どもとその場を離れたのですが、小学生たちも遊ぶのを止めて、こちらの方にきたので、「保育園のものかと思って取ろうとしたのよ」と私は小学生に言いました。
小学生は黙っていましたが、あまりにうちの子どもに激しい言葉を浴びせたので、もっと言ってやろうと思いましたが、子どもが気にしていないようだったのでやめました。
後になって車の中で子どもが「あー怖かった」と言ってたので、かわいそうだと思いました。
そして休職に入るまで、私は外が嫌いだったことを思い出しました。
ギャーギャーうるさい人間の声も。
でも最近素直に嫌なことがあったら人に言い返すということをしていたので、やっと人間に慣れてきたような気がしていました。
そこでパッカーンがきて、本当の私は強がりで、ビビっている自分を受け入れられなかったんだなと初めてわかりました。
ビビる自分を受け入れることは、人間に慣れて精神的に強くないとできないと気が付きました。
明日からパッカーン来たことを忘れて、また人間不信で生きるかもしれませんが、少しは人間に対する耐性がついてたのかなと思いました。